さいたま市大宮盆栽美術館は9月21日から10月30日まで、特別展「ウキヨエ植物大図鑑~『盆栽づくし』を楽しみつくす!」を開催する。「ものづくし絵」と呼ばれる浮世絵版画のうち、江戸時代の園芸文化の流行を背景とする「植木づくし」「鉢植えづくし」と題された鉢植え植物のものづくし絵を取り上げた特別展を開催する。
同展では、個人収集家の所蔵品を中心に、調査の結果明らかとなった約130種、総点数1416点に及ぶ鉢植えが描かれたものづくし絵を主として、「ふ(富)」からはじまるおめでたい鉢植えを描いた有卦絵(うけえ)も取り上げ、植物の種類や特徴を個別的に、また総覧して見て、知る、ものづくし絵ならではの楽しみを紹介する。
浮世絵版画の分類のひとつ「おもちゃ絵」に、「ものづくし絵」と呼ばれる一群がある。主に子ども向けに摺られた版画で、ある題材をテーマに、多くの種類を描き集めて図鑑のように一覧にした図となる。例えば、様々な鳥や動物の種類を集めた「鳥づくし」「獣づくし」などのほか、江戸時代の園芸文化の流行を背景として、「植木づくし」「鉢植えづくし」と題された鉢植え植物のものづくし絵も数多く作られた。鉢植えの傍らには植物名を記載する図が多く、楽しみながら絵を見て、植物も文字も学ぶことのできる子ども向け植物図鑑のような1枚摺りの版画となっている。
会場は大宮盆栽美術館・企画展示室。所在地はさいたま市北区土呂町2丁目24‐3。休館日は木曜日。休室日は10月11日。開館時間は午前9時から午後4時半(入館は午後4時)まで。観覧料は一般310円、高大生・65歳以上150円、小中学生100円。
関連イベント
特別展スライドトーク▼担当学芸員が出品作品の見どころをスライドを用いて紹介する▼日時=9月21日、10月6日※両日とも午後2時から3時まで▼会場=大宮盆栽美術館ロビー▼予約不要、聴講無料▼参加人数=20人程度(午後1時半から先着順)。




